「レブル500は不人気」という言葉が、あなたのバイク選びにブレーキをかけていませんか。たしかに、インターネットで情報を探すと、ネガティブな評価が目につくかもしれません。不人気といわれる理由は何なのか、実際のオーナーからのレビューはどうなのか、気になるところです。また、最高速や高速がきついといった性能面の欠点、さらには兄貴分のレブル1100も不人気なのか、という疑問も浮かぶでしょう。
中古市場の価格や新車の値引き情報、そしてレブル250と500のどちらがいいのかという比較も、購入を考える上では欠かせない視点です。そもそもレブルはどの年齢層に人気がありますか?といった基本的な問いに答える情報も必要だと思います。この記事では、そうした購入前に知っておきたいことの全てを、多角的な視点から徹底的に解説します。失敗や後悔のない一台を見つけるための、確かな情報がここにあります。

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- レブル500が不人気と言われる理由とその背景
- 実際の所有者レビューから分かるメリットとデメリット
- 兄弟車(250/1100)やライバル車との客観的な比較
- 購入後に後悔しないための価格や選び方のポイント
レブル 500は不人気と言われる理由を徹底解剖
この章のポイント
- レブル500が不人気といわれる理由を解説
- 実際のオーナーによるリアルなレビューとは
- 知っておくべきレブル500の欠点まとめ
- 最高速は?高速がきついという噂を検証
- 兄貴分レブル1100も不人気なのか?
- レブルはどの年齢層に人気がありますか?
レブル500が不人気といわれる理由を解説
レブル500(Rebel500)が不人気だと言われる背景には、いくつかの複合的な要因が存在します。決してバイクそのものの性能が劣っているわけではなく、日本独自の市場環境やユーザーの価値観が大きく影響していると考えられます。
第一に挙げられるのが、500ccという排気量の立ち位置です。日本の免許制度では400ccまでが普通自動二輪、それを超えると大型自動二輪となります。このため、大型免許を取得したライダーの多くは、より排気量の大きいリッタークラスや、ハーレーダビッドソンのような所有感を満たす海外ブランドのモデルに目を向ける傾向があります。その結果、500ccという排気量は「中途半端」と見なされてしまうことがあるのです。

イメージ画像(@プレステージ・モーターバイクス)
第二に、価格設定の問題です。レブル500の新車価格は、諸費用を含めると80万円台後半から90万円程度になります。この価格帯は、状態の良い中古のハーレーダビッドソン・スポーツスターや、他の国産メーカーのより排気量の大きなモデルも十分に射程圏内に入ってきます。そのため、同等の予算であれば、よりパワフルなバイクやブランド力の高いモデルを選ぶライダーも少なくありません。
そして第三に、弟分であるレブル250との関係性です。レブル500は、フレームをはじめとする車体の基本構成をレブル250と共有しています。これはコストダウンやシリーズとしての統一感に貢献する一方で、大型バイクとしての「特別感」や「所有感」を求めるユーザーにとっては、物足りなさを感じさせる一因にもなっています。外観上の差別化が少ないため、わざわざ大型免許を取得してまで500ccを選ぶメリットを感じにくい、という意見も見られます。
これらの理由から、レブル500は、その性能とは裏腹に「不人気」というレッテルを貼られてしまうことがあるのです。
実際のオーナーによるリアルなレビューとは
レブル500の評価は、決してネガティブなものばかりではありません。実際のオーナーや試乗経験者のレビューを見ると、このバイクならではの魅力と、改善を望む点の両方が浮かび上がってきます。
ポジティブな評価
多くのオーナーが高く評価しているのは、扱いやすさとパワーの絶妙なバランスです。CBR500Rをベースとする水冷並列2気筒エンジンは、低回転域から十分なトルクを発生させ、街中でのストップアンドゴーもスムーズにこなします。250ccでは感じがちなパワー不足を解消しつつ、リッタークラスのような持て余すほどのパワーではないため、「日本の道路事情にちょうどいい」という声が多数あります。
また、690mmという低いシート高がもたらす抜群の足つき性は、大きな安心材料です。特に小柄なライダーや、大型バイクの扱いに不安を感じるリターンライダーから絶大な支持を得ています。車両重量も190kg台と大型バイクとしては軽量なため、取り回しのしやすさも好評です。
そして、ロー&ロングの個性的なボバースタイルは、このバイクを選ぶ決定的な理由になることも少なくありません。「見た目に一目惚れした」というレビューは後を絶たず、カスタムベースとしての人気の高さも伺えます。
ネガティブな評価
一方で、改善を望む声として最も多く挙がるのが乗り心地に関する点です。特にノーマルのシートは「硬い」と感じるオーナーが多く、長時間のツーリングでお尻や腰に痛みを感じるという意見が散見されます。同様に、リアサスペンションの突き上げ感を指摘する声もあり、快適なロングツーリングを楽しむためには、シートやサスペンションのカスタムを検討するユーザーもいます。
積載性の低さも、ツーリングライダーにとっては悩ましいポイントです。標準状態では荷物を積むスペースがほとんどないため、キャリアやサイドバッグの装着が必須となります。
さらに、一部のライダーからは、ハンドルが少し遠く感じられる、クラッチが重いといった、ライディングポジションや操作性に関する指摘もあります。これらの点は個人の体格に大きく左右されるため、購入を検討する際は、必ず実車に跨ってポジションを確認することが大切です。
このように、オーナーのレビューは多岐にわたります。レブル500は、その特性を理解し、自分の使い方や体格に合致するかを見極めることが、満足のいくバイクライフに繋がる鍵となります。
知っておくべきレブル500の欠点まとめ
レブル500の購入を検討する上で、事前に把握しておくべき欠点や注意点がいくつか存在します。これらは必ずしも全てのライダーにとって欠点となるわけではありませんが、自分の使い方や好みに合わない可能性を理解しておくことが、購入後の後悔を避けるために不可欠です。
乗り心地に関する課題
前述のレビューでも触れましたが、最も多く指摘される欠点は乗り心地です。ノーマルシートの硬さと、路面のギャップを拾った際のリアサスペンションからの突き上げ感は、特に長距離を走行する際に疲労として現れやすくなります。デザイン性を優先した薄型のシートと、コストの制約がある標準サスペンションの組み合わせが、この課題を生んでいると考えられます。この点を改善するためには、社外品のコンフォートシートへの交換や、より性能の高いリアサスペンションへの換装が有効な対策となります。
積載能力の低さ
レブル500は、そのスタイリッシュなデザインと引き換えに、積載能力がほぼ皆無です。シート下のスペースも非常に限られており、日常の買い物やツーリングでの荷物を運ぶには、別途対策が必要です。リアキャリアやサドルバッグサポートを取り付け、サイドバッグやトップケースを装着することが一般的な解決策ですが、これにより追加の費用が発生し、バイク本来のシンプルなスタイルが少し変わることも念頭に置く必要があります。
一部のライダーには合わないポジション
ライディングポジションも、人によっては欠点となり得ます。ハンドルバーが比較的遠くに設定されているため、特に身長が170cm未満の方や腕が短めの方にとっては、腕が伸びきるような不自然な姿勢になりがちです。また、クラッチレバーの操作が重いと感じる声もあり、特に握力の弱い方や渋滞路を多用する方にとっては、負担になる可能性があります。これらの点は、ハンドルを手前に引くプルバックライザーの装着や、操作が軽くなるクラッチレバーへの交換などで改善が可能です。
これらの欠点は、カスタムによって多くが解消できるものです。しかし、ノーマルの状態で完璧な快適性を求めるライダーにとっては、ミスマッチとなる可能性があります。購入前に試乗を通じて、これらの点が自分にとって許容範囲内であるかを確認することが、きわめて大切になります。
最高速は?高速がきついという噂を検証
レブル500の購入検討者が気になる点の一つに、「高速道路での走行はきついのか?」という性能面の不安が挙げられます。結論から言えば、レブル500は高速道路を十分に走行できる性能を持っていますが、クルーザーというバイクの特性上、「きつい」と感じる側面があるのも事実です。

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エンジン性能と最高速
まず、エンジン性能に関しては、高速走行に十分な余裕があります。最高出力46PSを発揮する471ccの並列2気筒エンジンは、時速100kmでの巡航はもちろん、追い越し加速もスムーズにこなす力を備えています。実際の最高速については、公道で試す機会はありませんが、各種情報から推測するとメーター読みで160km/h以上に達するポテンシャルはあるようです。しかし、レブル500は最高速を競うバイクではなく、あくまで実用域でのトルクフルな走りと鼓動感を楽しむモデルです。法定速度内での走行において、パワー不足を感じる場面はほとんどないでしょう。
「きつい」と感じる理由
では、なぜ「高速がきつい」という噂が立つのでしょうか。主な理由は、カウルを持たないクルーザースタイルに起因する「風圧」です。ライダーの上半身が起き上がったライディングポジションのため、速度が上がるにつれて走行風を全身で受け止めることになります。これが長時間の高速巡航では体力を消耗させ、疲労に繋がります。ネイキッドバイク全般に言えることですが、レブルのポジションは特に風圧を感じやすいかもしれません。
また、エンジンの振動も要因の一つです。レブル500のエンジンは心地よいパルス感をもたらしますが、高回転を維持する高速走行では、その振動が人によっては不快な微振動として感じられ、手やお尻が痺れる原因となることがあります。
これらの「きつい」と感じる要素は、ウインドスクリーンの装着によって風圧を大幅に軽減したり、振動対策が施されたハンドルバーエンドやゲル入りのシートカバーを使用したりすることで、ある程度改善することが可能です。高速道路を多用するツーリングを計画している場合は、これらの対策を視野に入れると、より快適なライディングが実現できます。
兄貴分レブル1100も不人気なのか?
レブル500を検討する際、「同じシリーズのレブル1100はどうなのだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。レブル1100も、一部では「不人気」や「期待外れ」といった声が聞かれることがありますが、その理由は500とは少し異なります。
レブル1100は、アフリカツイン譲りの1,082cc大排気量エンジンを搭載し、クルーズコントロールやライディングモードといった先進的な電子制御も備えています。特に、クラッチ操作不要で変速できるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデルが選択できる点は、大きな特徴です。このパワフルで先進的な内容は、多くのライダーにとって魅力的です。

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しかし、その評価が分かれる点もここにあります。まず、大排気量化と装備の充実に伴い、車両重量は220kgを超え、価格も110万円からと、500に比べて大幅にヘビー級になります。「レブルの手軽さ」を求めていた層からは、「重すぎる」「高すぎる」という声が挙がることがあります。
また、エンジンのキャラクターについても意見が分かれます。アフリカツイン譲りのエンジンはパワフルでスムーズですが、一部のクルーザーファンが期待するような、いわゆる「ドコドコ感」といった鼓動は控えめです。このため、伝統的なアメリカンクルーザーの乗り味を期待していたライダーからは、物足りないと感じられることがあります。
要するに、レブル1100が「不人気」と言われる場合、それは性能不足ではなく、「レブルという名前に期待されるキャラクターとのギャップ」や「価格・重量と手軽さのトレードオフ」が原因であることが多いようです。レブル500が「中途半端さ」を指摘されるのとは対照的に、1100は「本格的すぎる」あるいは「クルーザーらしくない」という点で評価が分かれていると言えます。
レブルはどの年齢層に人気があるのか?
レブルシリーズ全体として見ると、非常に幅広い年齢層から支持を集めているのが特徴です。ただし、排気量ごとに人気の中心となる年齢層には、少しずつ違いが見られます。
レブル250の人気層
レブル250は、そのスタイリッシュな見た目と、普通自動二輪免許で乗れる手軽さ、そして比較的リーズナブルな価格から、特に10代後半から30代の若い世代に絶大な人気を誇ります。バイク市場全体で数年にわたり販売台数トップクラスを維持しており、初めてバイクに乗る初心者や女性ライダーからの支持が非常に厚いモデルです。SNSなどでも若いオーナーの投稿が多く見られ、ファッション感覚で乗りこなす層も少なくありません。
レブル500/1100の人気層
一方、大型自動二輪免許が必要となるレブル500と1100は、ユーザー層の年齢が少し上がります。中心となるのは30代から50代以上のライダーです。
レブル500は、250からのステップアップを考えるライダーや、かつてバイクに乗っていた「リターンライダー」に選ばれることが多い傾向にあります。リッタークラスの大きすぎるバイクは扱いにくいけれど、250では物足りない、というニーズにうまく応えています。落ち着いた大人のライダーが、気負わずに楽しめる相棒として選ぶケースが目立ちます。
レブル1100は、さらに経験豊富なベテランライダーや、経済的に余裕のある40代以上が中心となります。パワフルな走りやDCTといった先進機能に魅力を感じ、ツーリングのメインマシンとして購入する方が多いようです。
このように、レブルシリーズはモデルごとに異なる魅力を提供することで、初心者からベテランまで、あらゆる世代のライダーの心をつかんでいます。もしあなたがレブル500を検討しているなら、それは酸いも甘いも知る大人のライダー層にフィットする、玄人好みの選択と言えるかもしれません。



レブル 500は不人気?後悔しないための購入ガイド
この章のポイント
- レブル250と500のどちらがいいか比較
- 中古車選びで失敗しないためのポイント
- 新車の値引き交渉はどこまで可能か
- 購入前に知っておきたいことと維持費
レブル250と500のどちらがいいか比較
レブルシリーズの中でも、特に購入を迷う方が多いのが250と500の2モデルです。見た目は酷似していますが、中身は大きく異なります。どちらを選ぶべきか、それぞれの特徴を比較しながら見ていきましょう。
比較項目 | レブル250 | レブル500 |
エンジン形式 | 水冷4ストローク単気筒 | 水冷4ストローク並列2気筒 |
最高出力 | 26PS / 9,500rpm | 46PS / 8,500rpm |
最大トルク | 22N・m / 6,500rpm | 43N・m / 6,000rpm |
車両重量 | 171kg | 191kg |
免許区分 | 普通自動二輪免許 | 大型自動二輪免許 |
車検 | 不要 | 必要 |
新車価格(参考) | 約61万円~ | 約83万円~ |
燃費(WMTC) | 33.7km/L | 27.9km/L |

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パワーと走行性能で選ぶなら「500」
比較表からも明らかなように、最大の差はエンジン性能です。レブル500の出力とトルクは、250のほぼ2倍です。この差は、特に高速道路での合流や追い越し、登り坂での走行で顕著に現れます。250でも日本の公道を走る上で不足はありませんが、500には常に余裕があり、ライダーのストレスが少ないのが大きなメリットです。長距離ツーリングを頻繁に楽しみたい方や、ゆとりのある走りを求めるのであれば、500が断然おすすめです。
手軽さと経済性で選ぶなら「250」
一方、レブル250の魅力は、その手軽さと経済性にあります。まず、普通自動二輪免許で乗れるため、大型免許を持っていない方でもすぐに乗り出すことが可能です。また、車検が不要である点は、維持費を大きく抑える上で見逃せないポイントとなります。車両価格も500より20万円以上安く、燃費も良いため、初期費用からランニングコストまで、トータルで経済的です。街乗りや近距離のツーリングがメインで、維持費をできるだけ抑えたい方には、250が最適な選択となるはずです。
要するに、「大型免許を持っていて、パワーの余裕と引き換えに維持費の増加を許容できるか」が、250と500を選ぶ上での大きな分かれ目となります。
中古車選びで失敗しないためのポイント
レブル500を中古車で探す場合、新車よりもコストを抑えられる魅力がありますが、一方で車両の状態を見極める慎重さが求められます。失敗しないためにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

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2020年のマイナーチェンジを基準に考える
まず知っておきたいのは、レブル500は2020年にマイナーチェンジを受けていることです。この変更により、ヘッドライトを含む全ての灯火類がLED化され、メーターにはギアポジションインジケーターが追加されました。さらに、アシストスリッパークラッチが採用され、クラッチ操作が軽くなり、急なシフトダウン時のエンジンブレーキも緩和されるようになっています。
これらの装備の充実は、快適性や利便性を大きく向上させます。したがって、予算に余裕があれば、2020年以降のモデルを選ぶのが一般的にはおすすめです。もちろん、初期モデルでも基本性能に遜色はなく、価格がこなれているというメリットがあるため、装備にこだわらなければ十分魅力的な選択肢です。
チェックすべき車両の状態
年式に関わらず、中古車選びで共通してチェックすべき点があります。
- 走行距離と年式のバランス: 極端に走行距離が少ない高年式車や、逆に過走行の低年式車は、それぞれにリスクが潜んでいる可能性があります。適度に使われている車両の方が、コンディションが良い場合もあります。
- メンテナンス履歴: 定期的なオイル交換など、前のオーナーがどのようにメンテナンスしてきたかを示す記録(メンテナンスノートなど)があれば、大きな安心材料になります。
- 外装と消耗品: 転倒による傷やサビの有無は念入りに確認しましょう。特にマフラーやハンドルエンド、レバー類はチェックポイントです。タイヤやブレーキパッド、チェーンといった消耗品の残量も確認し、購入後すぐに交換が必要にならないか把握しておくことが大切です。
- カスタムの有無: カスタムされている車両は魅力的ですが、配線処理が雑であったり、車検に対応しないパーツが使われていたりする可能性もあります。ノーマルパーツの有無も確認しておくと良いでしょう。
最も大切なのは、信頼できる販売店で購入することです。車両の状態について誠実に説明してくれ、購入後の保証やアフターサービスがしっかりしているお店を選びましょう。
新車の値引き交渉はどこまで可能か
新車でのレブル500購入を考える際、少しでもお得に手に入れたいと思うのは自然なことです。しかし、結論から言うと、ホンダのバイク、特にレブルのような人気シリーズでは、大幅な車両本体価格の値引きは期待しにくいのが現状です。
一般的に、バイクの新車値引きは数万円程度あれば良い方だと考えられています。特に供給が不安定な時期や、モデルチェンジ直後などは、値引きが全くないケースも珍しくありません。レブル500も、過度な値引きを前提に予算を組むのは避けた方が賢明でしょう。
ただ、交渉の余地が全くないわけではありません。値引きの可能性を少しでも高めるためのポイントがいくつかあります。
一つは、購入のタイミングです。バイク販売店の決算期である3月や9月は、販売目標達成のために通常より柔軟な対応をしてくれる可能性があります。また、モデルチェンジが発表された後、旧モデルの在庫車を狙うというのも一つの手です。
二つ目は、付属品や用品でのサービスを交渉することです。車両本体の値引きが難しくても、「ヘルメットやグローブをサービスしてもらう」「ETCの取り付け工賃を無料にしてもらう」といった形であれば、応じてくれる場合があります。購入したいオプションパーツがある場合は、それらをまとめて購入することを条件に、総額での割引を相談してみるのも良いでしょう。
三つ目は、複数の販売店で見積もりを取ることです。いわゆる「相見積もり」をすることで、各販売店の競争意識が働き、より良い条件を引き出せる可能性があります。ただし、価格だけで判断するのではなく、お店の雰囲気やスタッフの対応、購入後のアフターサービスの充実度などを総合的に見て、長く付き合える信頼できる販売店を選ぶことが最も大切です。
購入前に知っておきたいことと維持費
レブル500を購入するということは、車両本体価格だけでなく、その後の維持費も継続的に発生することを意味します。購入後に「こんなはずではなかった」とならないよう、年間にどれくらいの費用がかかるのか、あらかじめ把握しておくことが大切です。

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必ずかかる法定費用
バイクを所有しているだけで、法律に基づき支払い義務が生じる費用があります。
- 軽自動車税: 年に1回、6,000円がかかります。(2024年現在)
- 自動車重量税: レブル500は車検が必要なため、車検時に2年分をまとめて支払います。年式によって金額は異なりますが、初年度登録から12年以内であれば、1年あたり1,900円、2年で3,800円です。
- 自賠責保険料: これも車検時に支払う強制保険です。24ヶ月契約で8,760円(2024年4月以降、沖縄・離島を除く)となり、1年あたりに換算すると約4,380円です。
任意で加入する保険
自賠責保険は対人賠償のみで補償額も限られているため、万が一の事故に備えて任意保険への加入は必須と考えるべきです。保険料は、ライダーの年齢、免許の色、等級、車両保険の有無、補償内容によって大きく変動します。20代の新規加入であれば年間10万円を超えることも珍しくありませんが、30代以上で等級が進んでいれば年間2〜5万円程度に収まることもあります。複数の保険会社から見積もりを取り、自分に合ったプランを選ぶことが肝心です。
メンテナンス・消耗品費用
安全で快適な状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
- エンジンオイル交換: 3,000km〜5,000km、または半年に1回が目安です。1回の交換で工賃込み5,000円〜10,000円程度かかります。
- タイヤ交換: 走行距離や走り方によりますが、10,000km〜20,000kmで交換時期を迎えます。前後セットで交換すると、工賃込みで40,000円〜60,000円程度が目安です。
- その他: ブレーキパッド、チェーン、スプロケット、バッテリーなども走行に応じて交換が必要となり、数年単位で見るとまとまった出費となります。
これらに加え、ガソリン代や駐車場代(必要な場合)も考慮すると、レブル500の年間維持費は、任意保険料にもよりますが、おおよそ7万円から15万円程度を見ておくと良いでしょう。



まとめ:レブル 500 不 人気の評価と判断基準
この記事では、レブル500が不人気と言われる背景から、実際の性能、購入後の後悔を避けるためのポイントまで、様々な角度から解説してきました。最後に、重要な判断基準をまとめます。
- レブル500が不人気と言われる主な理由は中途半端と見られがちな排気量
- 大型免許保有者からは他の選択肢も検討されやすい価格設定
- 弟分のレブル250と外観上の差が少ない点も一因
- 実際のレビューでは扱いやすさとパワーのバランスが好評
- 特に大型バイク初心者やリターンライダーから高く評価される
- 抜群の足つき性と軽量な車体は大きな安心材料
- 一方でシートの硬さやサスの突き上げは欠点として指摘される
- 長距離ツーリングでの快適性にはカスタムも視野に入れる必要がある
- 積載能力は低くツーリングには装備の追加がほぼ必須
- 高速走行は性能的に可能だが風圧による疲労は考慮すべき
- 250との比較ではパワーの余裕が500の最大の魅力
- 維持費や手軽さを優先するなら250に軍配が上がる
- 中古車は2020年のマイナーチェンジ後モデルが装備面でおすすめ
- 新車の大幅な値引きは期待しにくい
- 購入後の維持費も年間7万円以上は見込んでおくことが賢明