CRF250Lの最高速・馬力・燃費から年式の違いまで丸わかり!

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ホンダCRF250Lの購入を検討する際、多くの方が気になるのは、その基本性能ではないでしょうか。CRF250Lの最高速や馬力、そして燃費といったスペックは、バイク選びの重要な判断材料となります。この記事では、これらの核心的な情報について詳しく解説します。

さらに、満タンで何キロ走れるかといった実用的な航続距離、普段使いでの乗り心地、そしてもっとキビキビ走らせるために加速を早くするにはどうすれば良いか、といった一歩踏み込んだ内容にも触れていきます。一方で、燃費が悪い、あるいは人気ない、ダメといったネガティブな評判の真相や、新型の不具合についても客観的に検証します。おすすめの年式や、旧型MD44と現行MD47の違いも比較しますので、あなたのバイク選びの参考にしてください。

この記事でわかること
  • CRF250Lの基本スペック(最高速・馬力・燃費)
  • 航続距離や普段使いでの実用性
  • スプロケット交換など性能を向上させる方法
  • 年式ごとの違いや中古車選びのポイント
ホンダCRF250L

@HONDA

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目次

CRF250Lの最高速・馬力・燃費を徹底解説

この章のポイント

  • 実測!CRF250Lの最高速は何キロ?
  • 公称24馬力!エンジン性能をチェック
  • カタログ値と実燃費の違いについて
  • ガソリン満タンで何キロ走れるのか
  • 通勤・通学など普段使いでの実力

実測!CRF250Lの最高速は何キロ?

CRF250Lの最高速は、おおむね140km/h前後、条件が良ければ148km/hに達することもあります。この数値は、250ccクラスのオフロードバイクとしては十分な性能と言えます。高速道路での走行においても、法定速度内での巡航は余裕をもってこなすことが可能です。

この最高速を実現している背景には、いくつかの要因があります。まず、24馬力を発生させる水冷DOHC単気筒エンジンと、スムーズな変速を可能にする6速マニュアルトランスミッションの組み合わせが挙げられます。特に6速は高速巡航を想定したギア比に設定されており、エンジンの回転数を抑えながら速度を維持できます。

ただし、ライダーの体重や走行姿勢、路面状況、風向きなど、様々な条件によって最高速は変動します。特にオフロードバイクは車高が高く、ブロックタイヤを装着しているため、空気抵抗や転がり抵抗がオンロードバイクよりも大きくなる傾向があります。

なお、一部のユーザーはECUのリミッターを解除することで、エンジンの回転数上限を引き上げ、さらなる最高速向上を試みています。しかし、これはエンジンへの負担を増大させ、バイクの寿命を縮めるリスクを伴うため、実施には専門的な知識と慎重な判断が求められます。

実測!CRF250Lの最高速は何キロ?

イメージ(@プレステージ・モーターバイクス)

公称24馬力!エンジン性能をチェック

CRF250Lが搭載するエンジンは、最高出力18kW(24馬力)を9,000rpmで、最大トルク23N・mを6,500rpmで発生させる、水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンです。このスペックは、単に数値を追い求めたものではなく、実際の走行シーンでの扱いやすさと楽しさを両立させるために絶妙にチューニングされています。

特に2021年モデル(MD47)以降では、吸排気系の見直しやカムシャフトの変更により、低速から中速域のトルクが強化されました。これにより、発進時やオフロードでの粘り強い走りが可能になっています。街中でのストップアンドゴーや、林道でのタイトなターンでも、ライダーは力強い加速感を得られるでしょう。

一方で、DOHCエンジンらしく高回転域までスムーズに吹け上がる特性も持ち合わせています。高速道路などでは、その伸びやかなパワーフィールを存分に味わうことができます。

また、ホンダの電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」が、様々な状況で最適な燃料供給を行い、安定したエンジン性能と優れた始動性を実現しています。これらの技術により、CRF250Lのエンジンは、初心者からベテランまで幅広いライダーが満足できる、バランスの取れた性能を発揮します。

カタログ値と実燃費の違いについて

CRF250Lの燃費は、カタログスペックと実際の走行で差が見られますが、総じて良好な数値を記録します。まず、メーカーが公表している燃費データには2種類あります。

  • 定地燃費値: 時速60kmでの一定走行を想定したテスト値で、CRF250Lの場合は47.5km/L(2名乗車時)と非常に高い数値です。
  • WMTCモード値: 発進、加速、停止など、実際の走行に近いパターンを想定した国際的な測定基準で、32.4km/L(クラス2-2、1名乗車時)となっています。

実際にオーナーが走行した場合の実燃費は、このWMTCモード値に近い、あるいはそれを上回ることが多いようです。多くのユーザー報告によれば、平均的な実燃費はリッターあたり30kmから40kmの範囲に収まります。

もちろん、この数値は走行条件によって大きく変動します。信号の多い市街地での走行や、エンジンを高回転まで回すスポーティな走り方、あるいはオフロードでの走行では燃費が悪化し、リッター20km台後半になることもあります。逆に、郊外の道を一定のペースでツーリングした場合には、リッター40kmを超える優れた燃費を記録することも珍しくありません。

このように、CRF250Lは乗り方次第で燃費が大きく変わるバイクですが、250ccクラス全体で見れば経済的なモデルであると言えるでしょう。

ガソリン満タンで何キロ走れるのか

CRF250Lの航続距離は、ガソリン満タンの状態で約230kmから310km程度が目安となります。この航続距離は、7.8Lという燃料タンク容量と、前述の実燃費(リッター30km〜40km)を基に計算されます。

7.8Lというタンク容量は、オフロードバイクとしては標準的なサイズです。車体の軽量化やスリム化を優先するため、オンロードのツーリングモデルに比べて容量は控えめになっています。そのため、長距離ツーリングに出かける際は、早めの給油計画が大切になります。多くのオーナーは、走行距離が150kmから200kmを超えたあたりで給油タイミングを意識し始めるようです。

ちなみに、ツーリング性能を高めた派生モデル「CRF250 RALLY」は、12Lの大容量燃料タンクを装備しています。これにより、航続距離は約400kmまで伸び、給油の心配を大幅に減らすことができます。

もしCRF250Lで航続距離を伸ばしたい場合は、社外品の大容量タンク(ビッグタンク)に換装するという選択肢もあります。これにより、RALLYモデルに近い航続距離を手に入れることも可能です。

ホンダCRF250L ガソリン満タンで何キロ走れるのか

イメージ(@プレステージ・モーターバイクス)

通勤・通学など普段使いでの実力

CRF250Lは、オフロード性能だけでなく、通勤や通学といった日常的なシーンでもその実力を発揮する、非常に汎用性の高いバイクです。

まず、最大のメリットは車体の軽さとスリムさです。車両重量140kgという軽さは、駐輪場での取り回しや、渋滞時のすり抜け(交通法規の範囲内で)を容易にします。また、オフロードバイク特有のアップライトなライディングポジションは視界が広く、市街地の交通状況を把握しやすいという利点があります。

シート高は830mm(Sタイプは880mm)と数値上は高く感じられますが、実際に跨るとサスペンションが大きく沈み込むため、見た目以上に足つき性は良好です。特に身長に不安がある方向けに、ローダウン仕様の「Type LD」が過去に設定されていたり、現行モデルではシート高830mm仕様が標準となっていたりするなど、多くのライダーに配慮されています。

サスペンションストロークが長いため、路面の段差や荒れた舗装路からの衝撃吸収性にも優れており、快適な乗り心地を提供します。

一方で、注意点としてはシートの形状が挙げられます。オフロードでの体重移動を考慮した細身のシートは、長時間の乗車ではお尻が痛くなりやすいと感じる人もいます。また、オフロードタイヤは舗装路での摩耗が早く、雨天時のグリップ力に注意が必要な場合もあります。しかし、これらの点は、普段使いの利便性を大きく損なうものではないでしょう。

ホンダCRF250L 通勤・通学など普段使いでの実力

イメージ(@プレステージ・モーターバイクス)

CRF250Lの最高速・馬力・燃費と評価の真相

この章のポイント

  • 燃費が悪いと言われる原因と対策
  • スプロケ交換で加速を早くするには
  • MD44とMD47の違いとおすすめ年式
  • 人気ない、ダメと言われる評価の真相
  • 新型で見られる不具合はある?
  • 総括:CRF250Lの最高速・馬力・燃費

燃費が悪いと言われる原因と対策

CRF250Lは基本的に燃費の良いバイクですが、一部で「燃費が悪い」という声が聞かれることもあります。その原因は、主に乗り方とバイクの特性に起因します。

燃費が悪化する最も一般的な原因は、エンジンを高回転まで回すスポーティな運転です。CRF250Lのエンジンは高回転まで気持ちよく回るため、ついついアクセルを開けがちになりますが、これが燃料消費の増大につながります。特に、オフロード走行では、パワーを必要とする場面が多く、燃費は悪化する傾向にあります。

また、タイヤの選択も燃費に影響します。標準装備されているブロックタイヤは、オフロードでのグリップ力を重視しているため、舗装路での転がり抵抗がオンロードタイヤに比べて大きくなります。これにより、同じ速度を維持するためにより多くのエネルギーが必要となり、燃費の低下を招くことがあります。

これらの対策としては、まず穏やかな運転を心がけることが挙げられます。急発進や急加速を避け、スムーズなアクセル操作と適切なギア選択を行うことで、燃費は大きく改善します。また、タイヤの空気圧をメーカー推奨値に保つことも、転がり抵抗を減らす上で効果的です。日頃から空気圧をチェックする習慣をつけましょう。

ホンダCRF250L 燃費が悪いと言われる原因と対策

イメージ(@プレステージ・モーターバイクス)

スプロケ交換で加速を早くするには

CRF250Lの加速性能をより鋭くしたい場合、スプロケットの歯数を変更することが最も効果的でポピュラーな方法です。スプロケットはエンジンの力を後輪に伝えるギアの役割を果たしており、このギア比(減速比)を変えることで、加速と最高速の特性を調整できます。

加速を早くするには、ギア比を「ローギアード」設定にします。具体的な方法は以下の2つです。

  1. フロントスプロケット(ドライブスプロケット)の歯数を減らす。標準は14丁ですが、これを13丁に変更すると、加速力が大幅に向上します。発進時やコーナーの立ち上がりで、より力強いダッシュが可能になります。ただし、その分、各ギアで出せる速度の上限が下がり、最高速は低下します。また、高速巡航時のエンジン回転数が高くなるため、燃費や振動の面では不利になります。
  2. リアスプロケット(ドリブンスプロケット)の歯数を増やす。標準は40丁ですが、これを42丁などに変更することでも加速性能が向上します。フロントスプロケットを1丁変更するよりも変化がマイルドなため、微調整に適しています。

どちらの方法も、トレードオフとして最高速性能が犠牲になります。林道走行やタイトな峠道でのパフォーマンスを重視するのか、高速道路での快適性を求めるのか、自分のライディングスタイルに合わせて最適なギア比を見つけることが、カスタマイズの醍醐味と言えるでしょう。

MD44とMD47の違いとおすすめ年式

CRF250Lは、2021年のフルモデルチェンジを境に、型式がMD44からMD47へと変更されました。この二つのモデルには多くの違いがあり、どちらを選ぶかによって乗り味や満足度が変わってきます。

CRF250L 新旧モデル比較

スクロールできます
項目MD44 (2017-2020年式)MD47 (2021年式以降)主な違い
最高出力18kW (24PS) / 8,500rpm18kW (24PS) / 9,000rpm発生回転数が高回転側に
最大トルク22N・m / 7,000rpm23N・m / 6,500rpmトルクが向上し、発生回転数が低下
車両重量143kg140kg3kgの軽量化
フレームスチール製ツインチューブ新設計スチール製セミダブルクレードル剛性バランス見直しと軽量化
クラッチ標準クラッチアシスト&スリッパークラッチ操作が軽くなり、安定性が向上
メーターデジタルギアポジション表示付き新デジタル機能性向上
デザイン従来デザインCRF450Rイメージのシャープなデザインよりアグレッシブな外観に

おすすめの年式は、予算と求める性能によって異なります。

  • MD47(2021年式以降): 最新の性能を求めるなら、間違いなくこちらがおすすめです。軽量化された車体と低中速トルクが強化されたエンジンにより、オン・オフ問わず格段に扱いやすくなっています。アシストスリッパークラッチの恩恵も大きく、長距離走行や渋滞時の疲労を軽減してくれます。
  • MD44(特に2017年式以降): 予算を抑えつつ、バランスの取れた性能を求める方におすすめです。MD38(初期型)からパワーアップしており、熟成されたモデルと言えます。中古市場での価格もこなれてきており、コストパフォーマンスに優れます。
ホンダCRF250L MD44とMD47の違いとおすすめ年式

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人気ない、ダメと言われる評価の真相

CRF250Lについて調べると、稀に「人気ない」や「ダメなバイク」といったネガティブな評価を目にすることがあります。しかし、これは多くの場合、比較対象や用途のミスマッチからくる誤解であり、CRF250Lそのものが劣ったバイクというわけではありません。

このような評価が生まれる主な理由の一つに、ヤマハの「WR250R」という競合車種の存在が挙げられます。WR250Rは、より高出力なエンジンを搭載し、純粋なオフロード性能を追求したモデルでした。そのため、パフォーマンスを最優先するライダーからは、CRF250Lが「パワー不足」「車体が重い」と比較されがちでした。

しかし、CRF250Lの開発コンセプトは、競技志向のWR250Rとは異なり、「On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむ“ちょうどいい相棒”」です。つまり、ガチガチのオフロード性能だけでなく、街乗りでの扱いやすさ、ツーリングでの快適性、そして優れた燃費性能といった、幅広い用途に対応するバランスを重視しています。

「ダメ」という評価は、このバイクにレーサーのような過激な性能を期待した結果、その期待に応えられなかったというケースがほとんどです。むしろ、オンロードでの安定性や足つき性の良さ、手頃な価格設定など、多くのライダーにとっての「ちょうど良さ」こそがCRF250Lの最大の魅力であり、長く支持されている理由なのです。

新型で見られる不具合はある?

CRF250Lはホンダ製バイクらしく、全体的に信頼性が高く、致命的な持病や重大な不具合は報告されていません。特に現行モデルのMD47は、過去モデルで指摘された点が改良されており、完成度は非常に高いと言えます。

例えば、初期型(MD38)で一部のユーザーから報告されていた、特定の条件下でエンジンが停止する「エンスト癖」については、その後のモデルチェEンジでECUのセッティングが見直され、ほぼ解消されています。

ただし、工業製品である以上、個体差によるマイナートラブルが全くないわけではありません。一部のオーナーからは、ごく稀にクーラントの微量な漏れや、新車初期のエンジンからのメカニカルノイズなどが報告されることがあります。しかし、これらは保証期間内に対応可能な範囲のものがほとんどです。

安心してCRF250Lに乗り続けるためには、以下の点が大切です。

  • 信頼できる正規販売店で購入すること。
  • 納車後の初期点検を必ず受けること。
  • 取扱説明書に従った定期的なメンテナンス(オイル交換など)を怠らないこと。

これらの基本的なことを守れば、CRF250Lは長く付き合える信頼性の高い相棒となってくれるでしょう。

ホンダCRF250L 新型で見られる不具合はある?

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総括:CRF250Lの最高速・馬力・燃費

この記事では、ホンダCRF250Lの性能や評価について多角的に解説しました。最後に、重要なポイントを一覧でまとめます。

  • 最高速は約148km/hで250ccオフロード車として十分な性能
  • 最高出力は24馬力で扱いやすさと力強さを両立
  • 実燃費はリッター30km~40kmと経済的
  • 航続距離は満タンで約230km~310kmが目安
  • 普段使いでは軽量スリムな車体が大きなメリット
  • 燃費の悪化は高回転の多用やタイヤが主な原因
  • 加速性能の向上にはスプロケット交換が効果的
  • 現行のMD47は旧型MD44より軽量で低速トルクが太い
  • 完成度を求めるならMD47、コスパならMD44後期がおすすめ
  • 「ダメ」という評価は主に過度な性能を期待した場合の誤解
  • エンスト癖などの大きな不具合は現行モデルでは解消済み
  • 信頼性は高いが定期的なメンテナンスは不可欠
  • オンロードもオフロードも楽しめるバランスの良さが魅力
  • RALLYモデルはタンク容量が大きく長距離向き
  • 初心者からベテランまで幅広く対応できるバイク
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